オーディオの足跡

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AVC-A10SEの画像
 解説 

世界で初めてTHX Surround EXデコーダーを搭載したAVアンプ。

一体型AVアンプとして世界で初めてTHX Surround EXデコーダーを搭載しています。
THX Surround EXは従来の5.1chに加えてサラウンドバックL/Rの2チャンネルを追加する事によって効果を最大限に発揮します。サラウンドバックチャンネルはサラウンド効果を確認しながらリモコンでの切換が可能です。
なお、AVC-A10SEでは5チャンネル分のパワーアンプのみを搭載しているため、サラウンドバックチャンネルを追加した場合は外付けのパワーアンプが必要となります。追加チャンネル分の信号はプリアウトで出力されます。サラウンドバックチャンネルは1チャンネルのみ使用も選択できます。また、サラウンドバックチャンネルをOFFにした場合、従来の5.1chと同等の信号処理、効果となります。

DENON独自のDSPサラウンドモードではTHX Surround EXの再生だけでなく、2chから5.1chまでの信号ソースの全てで7.1chの再生システムを活用できます。
ドルビーデジタルやDTSなどの5.1chソースに対しては、映画館におけるマルチサラウンドスピーカーを使ったエフェクト効果を再現するニューデザインのWide Screenモードや、全てのサラウンドモードでサラウンドバックL/Rを加えた7.1ch再生が楽しめます。

New D.D.S.C.(Dynamic Discrete Surround Circuit)デジタルを採用しており、臨場感のある音声再生だけでなく、AVアンプでありながらピュアオーディオの高品位サウンド再生を追求しています。
この回路ではサラウンド回路を構成する一つ一つのブロックを高性能な集積回路の組み合わせで完成したD.D.S.C.をさらに高精度化してブラッシュアップする事で、より正確で緻密なサラウンド再生を可能にしています。
また、PCM、DTS、ドルビーデジタル等のデジタルソースにも対応しています。

ドルビーデジタルやDTSのデコーダー部にはAVC-A1Dと同様に32bit floating point type DSPであるSHARCを2個搭載しています。これによりオリジナルプログラムにより近い32bit floating point方式の演算処理を行い完成度の高いデコード回路を実現しています。
また、信号処理精度を高めるため、初段のDSPではドルビーデジタルやDTSなどのデコードを行い、2段目のDSPではTHXフィルターやEX用マトリクス処理、ベースマネージメント、各チャンネルのディレイなどを行っています。

独自に開発したI2Sインターフェースを搭載しており、32bit floating point方式によってデコードされた32bitのデジタル信号を高精度に24bit変換してデジタルフィルターに伝送しています。

D/A変換部は全てのチャンネル(フロント、センター、サラウンド、サブウーファー)に96kHz/24bitのD/Aコンバーターを採用しています。

デジタルインターフェースレシーバー部にはDVDの高音質フォーマットである96kHz/24bitのデジタル信号を直接入力できるインターフェース回路を搭載しています。これにより、DVD-Video/Audioの高音質規格で作られたソースにも対応しています。

A/D変換部にはデルタシグマ方式20bitA/Dコンバーターを搭載しており、アナログソースでも好きなモードでのサラウンド再生が可能です。

サラウンドスピーカーはAB2系統をサラウンドモード毎に選択でき、スピーカーコンフィグレーションやタイムアライメントなどのパラメーターについてもそれぞれ独立して調整が行なえます。

パワーアンプアサイン機能を搭載しており、7.1chを楽しむ場合に内蔵アンプをフロントチャンネルに割り当てるか、サラウンドバックチャンネルに割り当てるか自由に選択する事が可能です。

パワーアンプ部は大電流パワートランジスタを用いた全チャンネルディスクリート構成となっています。また、電源部には大型トランスと大型オーディオ用アルミ電界コンデンサを採用しています。さらにアナログとデジタル、ビデオ、マイコン相互の干渉を徹底敵に排除しています。

低騒音・温度自動検出型ファンを採用しており、再生時の音質劣化への影響を抑えると共にルーカスフィルムの提唱するTHX ultra規格を取得する事で、高い音質と信頼性を確保しています。

将来性を考え、6ch/8chEXT入力端子を搭載しています。
ボリューム調整についても高精度電子式アッテネーターを搭載しており、8ch共に相互偏差0.3dB以下、可変ステップ1dBでの正確な音量調整が可能です。

コンポーネントビデオ入力端子を搭載しています。

ダイレクトモードを搭載しています。
この機能では、アナログ音声入力の高音質な再生を実現するため、密閉型リレーによって最短経路で信号伝送を行います。

オンスクリーンディスプレイ機能を搭載しており、最適なパラメータ設定や再生環境を画面を見ながら調整できます。

THX Surround EX Autoモードを搭載しています。
このモードではデジタル信号にTHX Surround EXでエンコードされている識別信号が記録されている場合、識別信号を検出して自動的にサラウンドバックチャンネルをONにします。
また、THX Surround EXでエンコードされていて識別信号が記録されていないディスクの場合はサラウンドバックチャンネルの手動でのON/OFFが行なえます。

オーディオ入力は11系統装備し、デジタル入力は9系統(光5、同軸3、RF1)を装備しています。
また、出力端子のプリアウトについては全チャンネル及びマルチソース用出力を1系統装備しています。

ビデオ入力はS端子とコンポジット端子は各6系統、コンポーネント入力は2系統装備しています。
また、ビデオ出力についてはコンポジット4系統、S端子4系統、コンポーネントビデオ出力は1系統を装備しています。

プリメモリー機能付きの学習リモコンが付属しています。

機種の定格
型式 AVアンプ
対応フォーマット THX Surround EX
DTS
Dolby Digital
Dolby Pro Logic
サラウンドモード 8通り
 スーパースタジアム
 ロックアリーナ
 ジャズクラブ
 クラシックコンサート
 モノムービー
 マトリクス
 ワイドスクリーン
 5ch/7chステレオ
オーディオ入力 アナログ:11系統
マルチチャンネル入力:8ch 1系統、6ch 1系統
オーディオ出力 プリアウト:8ch
レックアウト:4系統
マルチルームアウト:1系統
デジタル入力 光:5系統
同軸:3系統
ドルビーデジタル(AC-3 RF):1系統
デジタル出力 1系統
ビデオ入力 コンポジット:6系統
S端子:6系統
コンポーネント:2系統
ビデオ出力 コンポジット:4系統
S端子:3系統
コンポーネント:1系統
<パワーアンプ部>
定格出力 2ch駆動時:
 125W+125W(8Ω、20Hz~20kHz、THD 0.05%)
 130W+130W(8Ω、1kHz、THD 0.7%)
5ch駆動時:
 125Wx5ch(8Ω、1kHz、THD 0.7%)
実用最大出力 230W+230W(6Ω、EIAJ)
ダイナミックパワー 170W+170W(8Ω)
270W+270W(4Ω)
350W+350W(2Ω)
出力端子 フロント・センター・サラウンド:6Ω~16Ω
<プリアンプ部>
入力感度/インピーダンス 200mV/47kΩ
S/N比 105dB(ダイレクトモード)
周波数特性 10Hz~100kHz +1 -3dB
歪率 0.005%(20Hz~20kHz、ダイレクトモード)
定格出力 1.2V
最大出力 8V
<デジタル部>
S/N比 105dB
ダイナミックレンジ 96dB
全高調波歪率 0.005%
定格出力 2V(0dB再生時)
フォーマット デジタルオーディオインターフェース
<ビデオ部>
標準映像端子 入出力レベル/インピーダンス:1Vp-p/75Ω
周波数特性:5Hz~10MHz 0 -3dB
S映像端子 入出力レベル/インピーダンス
  Y:1Vp-p/75Ω
  C:0.286Vp-p/75Ω
周波数特性:5Hz~10MHz 0 -3dB
コンポーネント端子 入出力レベル/インピーダンス
  Y:1Vp-p/75Ω
  Cb/Cr:0.7Vp-p/75Ω
周波数特性:5Hz~20MHz 0 -3dB
<総合>
電源電圧 AC100V、50Hz/60Hz
消費電力 530W(電気用品取締法)
2W以下(スタンバイ時)
最大外形寸法 幅434x高さ181x奥行494mm
重量 21.5kg
付属 ワイヤレスリモコン