CANTON ERGO 120
¥398,000(1台、1991年頃)
解説
従来のCTシリーズを継承しながら改良が図られたERGOシリーズのスピーカーシステム。
低域には26cmコーン型ウーファーを2個搭載し、中低域には16cmコーン型ミッドバスを搭載しています。
これらユニットの振動板には新開発のグラファイト強化ポリプロピレン・コーンを採用しています。
中域には3.8cmドーム型スコーカーを搭載しています。
高域には2.5cmハードドーム型ツィーターを搭載しています。
振動板には航空宇宙学の分野で開発されたマンガン・アルミニウム・ダイアフラムを採用しており、さらに振動板とボビンを一体構造とすることで放熱効果を高め、優れたトランジェント特性とともに高耐入力を実現しています。
ネットワーク部は位相特性を重視した設計を採用しており、特定の周波数の位相が遅れる群遅延特性を大幅に改善しています。また、耐久性の優れた高音質パーツを採用することでネットワークによる音質劣化を低減しています。
エンクロージャーにはバスレフ方式を採用しています。
外観はフェルト張りのバッフル板とラウンドコーナーによって音の不要輻射を抑えつつインテリア性を高めています。
入力端子にはスクリュータイプの大型端子を採用しており、極太ケーブルへの対応を図っています。
仕上げはマホガニーとウォルナットの2種類のバリエーションがありました。
機種の定格
方式 | 4ウェイ・5スピーカー・バスレフ方式 ・トールボーイ型 |
使用ユニット | 低域用:26cmコーン型x2 中低域用:16cmコーン型 中域用:3.8cmドーム型 高域用:2.5cmドーム型 |
出力音圧レベル | 89.4dB |
許容入力 | 200W(定格) 350W(最大) |
公称インピーダンス | 4Ω |
クロスオーバー周波数 | 300Hz、3.5kHz、7kHz |
外形寸法 | 幅320x高さ1,300x奥行427mm |
重量 | 50kg |