オーディオの足跡

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LCR3の画像
 解説 

DM300シリーズのセンタースピーカー。

低域には11cmコーン型ウーファーを2個搭載しています。
振動板にはグラスファイバーを編んだコーンを採用しています。これにより上級機で用いられたケブラーコーンと同様に不必要な定在波を抑えています。

高域には2.6ハードドーム型ツィーターを搭載しています。
振動板にはメタルダイアフラムを採用しています。また、エンクロージャー内部のツィーター背面には逆テーパー状のチューブが設けられており、ダイアフラム後部からの不必要な音を減衰させています。

LCR3は磁気シールドが施されており、ブラウン管テレビなどへの影響を排除しています。

ネットワーク部には空芯コイルやフィルムコンデンサを採用しています。

エンクロージャーにはバスレフ方式を採用しています。
バスレフポートにはフローポートが採用されており、チューブ両端のフレアの表面に多数のディンプルを施すことでポートの気流をスムーズにし、乱流雑音を無視できるレベルまで引き下げています。
フロントバッフルはフィラー(マイカ)をブレンドしたポリプロピレン樹脂で成型されており、カーブした形状を実現すると共にディンプルが施されています。また、左右対称なユニットレイアウトを採用することでホームシアター用スピーカーとしてより自由なレイアウトが可能となっています。

入力端子にはスペードプラグ及びバナナプラグ、ダイレクトワイヤなど一般的なケーブル端末の全てに対応したたんしを採用しています。

外観の仕上げは2種類のバリエーションがあり、ブラックアッシュの塩ビシート貼りとメープルの塩ビシート貼りがありました。

機種の定格
方式 2ウェイ・3スピーカー・バスレフ方式・センター型・防磁設計
ユニット 低域用:11cmコーン型x2
高域用:2.6cmドーム型
周波数特性 60Hz~30kHz -6dB
80Hz~20kHz ±3dB
指向性 水平:40゜以上(偏差2dB以内)
垂直:10゜以上(偏差2dB以内)
出力音圧レベル 90dB/2.83V/m
高調波歪 1%以下(70Hz~20kHz、90dB、1m)
定格インピーダンス 8Ω(最低4.3Ω)
クロスオーバー周波数 4kHz
推奨アンプ出力 25W~100W(8Ωノンクリッピング)
推奨ケーブルインピーダンス 0.1Ω以下
外形寸法 幅418x高さ152x奥行221mm
重量 5kg