オーディオの足跡

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DM5の画像
 解説 

わずか19リットルのサイズで優れた低域再生を実現したモニタースピーカーシステム。

DM5はD5の後継機にあたるシステムで、当初は外観デザインだけを改良する目的でしたが、結果として殆ど全ての所を改良しています。また、開発にはDM6の開発で得られた設計プログラムを利用しています。
このスピーカーは小型スピーカーとしては約53Hzのシステムレゾナンスと約0.7のQを持っています。これは約4倍の容積を持つシステムと同じ程度とも言えるもので、ウーファーユニットの改良やエンクロージャーの容積をD5より若干増やしたことなどによるものです。

低域には15cmコーン型ウーファーを搭載しています。
このユニットには新しいサスペンション材を採用しています。

高域には2.0cmドーム型ツィーターを搭載しています。
このユニットはDM6に採用されているものと殆ど同じで、可聴帯域のオクターブ上まで周波数特性は伸びており、トランジェント特性も非常に優れたものとなっています。
ネットワーク部の第3バターワースフィルターには許容誤差の少ない厳選された部品を使用し、特にコンデンサーには全てポリエステル型を採用しています。
また、許容入力を上回る入力が加わった場合に保護する速断性ヒューズを搭載しています。

エンクロージャーには高密度ボードを使用しています。

機種の定格
方式 2ウェイ・2スピーカー・密閉方式・ブックシェルフ型
使用ユニット 低域用:15cmコーン型(150/M5)
高域用:2.0cmドーム型(TW20)
周波数特性 100Hz~20kHz ±5dB(1m軸上)
システム最低共振周波数 53Hz
システムQ 0.75以下
能率 軸上1mにて95dBの音圧レベルを得るために6.8Wの入力が必要
(無響室、ピンクノイズ使用)
最大許容入力 25W(2.0Aヒューズ内蔵)
インピーダンス
クロスオーバー周波数 4.5kHz
外形寸法 幅277x高さ455x奥行241mm
重量 9.5kg
ウーファーユニットB&W 150/M5
公称口径 150mm
有効コーン径 140mm
ボイスコイル径 25mm
最低共振周波数 40Hz
ツィーターユニットB&W TW20
公称口径 20mm
ボイスコイル径 19mm
トータルムービングマス 0.17g