BARCO/EMT EMT981
¥897,000(1989年12月発売)
解説
プロフェッショナル用に開発されたCDプレイヤー。
トラックダイヤルによるトラック/インデックスセレクターを搭載しており、演奏中のダイレクトスキップが可能です。
また、1フレーム精度で正確にスタート位置を設定できるCUEサーチダイヤルとCUEボタンを搭載しています。
演奏開始位置を自動的にメモリーできるAUTO CUEや、GOTO、LOOP、任意の区間REPEATなどのプログラム演奏機能を搭載しており、合計4種類までのメモリーセットが可能です。
ON LINE(オンエア)モードを搭載しており、メモリー以外のコントロールを全て自動的にロックし、誤動作を防ぐことができます。
モニタースピーカーを搭載しており、プリリスニングなどに活用することができます。
また、スピーカー用アンプはコンプレッサースイッチを搭載しており、低レベル信号を増強して聞くことができます。
ヘッドホン端子やモニター専用出力端子を搭載しています。
VARISPEEDノブによってディスクの回転スピードを±10%の範囲で変化させることができます。
ノーマルスピードへの復帰はワンプッシュで行えます。
AESフォーマットのデジタル出力端子を搭載しています。
デジタルユニットシンクロ用のCLOCK IN/OUT端子(BNC M端子)を搭載しています。
RS232/SMPTEバス(切換式、9Pin Min D端子)による外部コントロールとディスプレイデータ表示が可能です。
フェーダースタートやその他主要ファンクションの外部操作に対応するREMOTE端子(15Pin
Min D端子)を搭載しています。
Configurationスイッチによって動作モードの設定変更が可能です。
Line出力とMonitor出力のそれぞれに左右独立のレベル微調整用ポテンションメーターを搭載しています。
不平衡出力用変換アダプタープラグ(ピンジャック端子)が付属しています。
オプションとして、モノライン出力や、バッテリーバッファーRAM(停電時メモリーバックアップ用)がありました。
機種の定格
型式 | CDプレイヤー |
Line出力 | XLR Mx2(L/R)平衡 |
出力インピーダンス | 50Ω以上(40Hz~20kHz) |
出力レベル | 12dBu(-10dBu~+21dBu調整可能) |
SN比(RMS) | 105dB以上 |
全高調波歪率(1kHz) | 0.004%以内 |
周波数特性 | 40Hz~20kHz ±0.2dB |
クロストーク(1kHz) | -100dB以下 |
Monitor出力 | 9pin Min D F(L/R)、外部ミュート入力付)不平衡 |
モニター出力レベル | +12dBu |
内蔵モニターアンプ | mono10W(4Ω) コンプレッサー入/切可能 |
ヘッドホン出力 | ステレオ6.3mmφ標準ジャック 5.5V/100Ω |
Digital出力 | XLR M AES規格5Vp-p出力/110Ω |
Clock in/out | TTLレベル クロック周波数:44.1kHz ±10% |
Remote端子 | (TTLレベル出力、TTLレベル入力またはスイッチコンタクト) フェーダースタート1 コントロール入力7:スタート/ストップ、エディット/オンライン、次トラック、 前トラック、プリビギン、プリエンド、ゴートゥラスト制御) 信号化出力3:オンライン、スタートフェーダー/オンエア |
Configurationスイッチ | DIPスイッチ モニターミュートオン/オフ フェーダーno/nc(フェーダーコンタクト) 指定区間終了でのキューオン/オフ フェーダー/オンエア(信号化出力切換) テスト・オン/オフ RS232/SMPTEバス切換 |
RS232インターフェース | コンフィギュレーション45.5ボード~38.4kボード |
SMPTEバス | コンフィギュレーション38.4ボード SMPTE207Mによる デバイスアドレス1~15 |
動作温度 | +10℃~60℃ |
相対湿度 | 30%~90%(結露不可) |
電源 | AC115V±10%、45Hz~65Hz |
消費電力 | 45VA |
外形寸法 | 幅445x高さ88x奥行375mm |
重量 | 8kg |
付属 | 不平衡出力用変換アダプター(ピンジャック) |