Backes&Muller BM18
¥3,600,000(2台1組、1995年頃)
解説
フラッグシップモデルであるBM30の設計思想をそのまま継承して開発されたアクティブスピーカーシステム。
バックス&ミューラーのアクティブスピーカーシステムには入力信号と出力信号を比較して歪を補正するフィードバックをエンクロージャーの物理的な振動までも含めて搭載しています。
低中音域ユニットではダイアフラムに装着したセンサーとユニットの磁界の間で発生する電圧を元の信号と比較して補正する誘導性負帰還を採用しています。また、高音域ユニットではダイアフラムとグリッド間の電圧を元の信号と比較する容量性負帰還を採用しています。
BM18は5ウェイ6ユニット構成となっており、低域に25cmコーン型ウーファーを2個を搭載し、中低域に20cmコーン型ミッドバスユニット、中域に13cmコーン型ミッドレンジ、高域に3.7cmドーム型トゥイーター、超高域に1.9cmドーム型スーパートゥイーターを搭載しています。
それぞれのユニットと制御回路にはBM30と同じものが使用されています。
個々のユニットのサウンドレベル調整が可能なPPG(Soundレベル・プログラム・デジタル・ケーブル・リモコン)が付属しています。
このリモコンでは各ユニットのサウンドレベルを±8dBの範囲でコントロールでき、それを2種類までプリセットすることができます。リモコン形状とすることでリスニングポジションでの調整が可能となっており、あらかじめプリセットされたオリジナルの特性と合わせて3種類の特性を切換えることができます。
チューニングは周波数ネットワークの中で直接行われ、リモコンとケーブルはチューニング信号のみを扱うため、音楽信号の劣化を防いでいます。
外観の仕上げはウォルナット・ナチュラル、オーク・ナチュラル、オーク・ブラックのバリエーションがありました。
機種の定格
方式 | アンプ内蔵・5ウェイ・6スピーカー・フロア型 |
<スピーカー部> | |
使用ユニット | 低域用:25cmコーン型x2(誘導性フィードバックシステム搭載) 中低域用:20cmコーン型(誘導性フィードバックシステム搭載) 中域用:13cmコーン型(誘導性フィードバックシステム搭載) 高域用:3.7cmドーム型(容量性フィードバックシステム搭載) 超高域用:1.9cmドーム型(容量性フィードバックシステム搭載) |
<アンプ部> | |
実効出力 | バイポーラ・ハイレベルステージ:130W(4Ω)x6 |
入力端子 | バランス・アンバランス接続のXLR端子 |
電源 | AC100V、50Hz/60Hz |
動作保証 | 90V~110V |
<その他> | |
外形寸法 | 幅300x高さ1,450x奥行420mm(+60mm放熱板) |
重量 | 82kg |
付属品 | PPG(サウンドレベル・プログラム・デジタル・ケーブルリモコン/接続ケーブルx2) 電源ケーブルx2 ラインケーブル(XLR-XLR)x2 ラインケーブル(XLR-RCA)x2 |