Aurex SS-L70S
¥108,000(1台、1981年頃)
解説
堅牢なつくりのエンクロージャーを持つフロア型スピーカーシステム。
低域には32cmコーン型ウーファーを搭載しています。
振動板にはカーボネイドコーン紙を採用しており、抄造されたコーン紙の繊維の表面のみを蒸し焼きにしてカーボン化(炭化)させる事でコーン紙の共振モードを整え、ピストン領域を拡大し、ダンピングの効いた低域と中域へのスムーズな繋がりを獲得しています。
ボイスコイルにはリン青銅ボビンを用いた大口径ボイスコイルを採用しています。
中域には8cmリング型スコーカーを搭載しています。
振動板は外周振動板にコーン紙を、内周振動板に高剛性のジュラルミン箔を使用しており、ウーファーやツィーターとの繋がりを考慮しています。
高域には3cmホーン型ツィーターを搭載しています。
振動板には30μ厚のチタンリング型ダイアフラムを採用しています。
ネットワーク部にはΛコンデンサやVコンデンサを採用しており、低損失化を追求しています。
中高域用にレベルコントロールを搭載しています。
エンクロージャーはバスレフ方式を採用しています。
外観の仕上げはランディーローズの木目調仕上げが施されています。
機種の定格
方式 | 3ウェイ・3スピーカー・バスレフ方式・フロア型 |
使用スピーカー | 低域用:32cmコーン型 中域用:8cmリング型 高域用:3cmホーン型(リング型振動板) |
周波数特性 | 25Hz~30kHz(SPL-10dB) |
インピーダンス | 8Ω |
最大入力 | 160W |
定格入力 | 80W |
出力音圧レベル | 91dB/W/m |
クロスオーバー周波数 | 800Hz、7kHz |
レベルコントロール | 中域/高域、各連続式 |
内容積 | 約80リットル |
外形寸法 | 幅420x高さ785x奥行385mm |
重量 | 31kg |