Aurex SS-350W
¥58,600(2台1組、1975年頃)
解説
コンケーブウーファーを採用したブックシェルフ型スピーカーシステム。
低域にはコンケーブ振動板を用いた20cmコーン型ウーファーを搭載しています。
振動板の形状には凹型センターキャップを用いたコンケーブ型を採用しており、センターキャップ自体も振動板の一部として活用することでクロスオーバー付近のあばれを少なく抑え、極端な共振峰を低減した素直な特性を得ています。
エッジには独自のラジアルエッジを採用しており、曲率半径の異なる二種類のカーブを持たせたΩ型形状を採用することでエッジでの分割振動を抑えています。
中域にはコンケーブ型を採用した10cmコーン型スコーカーを搭載しています。
高域にはエッジサポート構造を採用した3cmドーム型トゥイーターを搭載しています。
中域用に3段階切換式のレベルコントロールを搭載しています。
エンクロージャーにはプレッシャーバランス方式を採用しています。
プレッシャーバランス方式は密閉型に近い効果を持っており、バッフルのポートからは可聴帯域外の不要振動だけを逃がすことで内圧のバランスを保つよう設計されています。これによって密閉型のこもりやバスレフ型のブーミーさを抑えています。
機種の定格
方式 | 3ウェイ・3スピーカー・プレッシャーバランス方式 ・ブックシェルフ型 |
使用スピーカー | 低域用:20cmコーン型 中域用:10cmコーン型 高域用:3cmドーム型 |
周波数特性 | 35Hz~20kHz |
最低共振周波数 | 71Hz |
最大入力 | 40W |
定格入力 | 20W |
インピーダンス | 8Ω |
出力音圧レベル | 91dB/W/m |
クロスオーバー周波数 | 1.5kHz、7kHz |
レベルコントロール | 中域3段階切換 |
内容積 | 34L |
外形寸法 | 幅320x高さ560x奥行270mm |
重量 | 12.5kg |