オーディオの足跡

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SB-404の画像
 解説 

4チャンネルデコーダーを搭載した4チャンネルプリメインアンプ。

SB-404ではQM方式デコーダーユニットを搭載しています(一部のカタログではQM方式の代わりにRM方式と記載されていました)
また、SB-404Sは上位モデルとしてSQデコーダーを搭載しています。

独立したプリメイン回路を搭載しており、4チャンネルデッキを接続するとそのままディスクリート方式の4チャンネルシステムとして使用できます。また、ディモジュレーター(SY-504)を接続することでCD-4方式にも対応できます。

プリメイン回路は4系統独立構成となっています。
回路内のトランジスタには東芝製超低雑音トランジスタ2SC1000を使用しています。これは独自のPCT製法(Perfect Crystal device of Technology)によるもので、従来の低雑音タイプと比べて100Hzで1/2、10kHzで1/3という優れた特性を持っています。
SB-404Sでは全回路合計で27個の2SC1000を使用しています。

コンデンサーカートリッジ専用のイコライザー回路を内蔵しています。
これにより東芝製レコードプレイヤーSR-80CやエレクトレットタイプコンデンサーカートリッジC-401Sシリーズを使用できます。

パワーアンプ回路には全段直結OCL型のICパワーパックを採用しています。
各段を全て直結型とすることでカップリングコンデンサーによる諸特性の劣化を防いでおり、周波数特性や歪特性を改善しています。

2チャンネル再生時はBTL接続が可能となっており、4台のパワーアンプを使用することで出力アップが可能です。

機種の定格
型式 4チャンネルプリメインアンプ
<メインアンプ部>
実効出力(歪0.4%) 26W+26W(8Ω、BTL)
15Wx4(8Ω)
ミュージックパワー
(IHF、歪0.8%)
30W+30W(8Ω、BTL)
17Wx4(8Ω)
全高調波歪率 0.4%(8Ω、定格出力時)
混変調歪率 0.8%(8Ω、定格出力時)
周波数特性 10Hz~55kHz +0 -3dB
入力感度/インピーダンス Main in:0.5V/37kΩ
残留雑音 0.5mV(8Ω)
ダンピングファクター 20(8Ω)
スピーカーインピーダンス 4Ω~16Ω(BTL時8Ω~16Ω)
<プリアンプ部>
入力感度/インピーダンス Phono1 MAG:2.5mV/47kΩ
Phono1 CC:30mV/70kΩ
Phono2:2.5mV/47kΩ
Tuner:150mV/47kΩ
Aux1(4ch)、Aux2(4ch):150mV/47kΩ
4ch Tape:500mV/47kΩ
出力レベル Tape rec:150mV
Din:30mV
Pre out:0.5V(最大4.2V)
周波数特性 5Hz~100kHz +0 -3dB
全高調波歪率 0.04%(定格出力時)
最大入力電圧(1kHz) Phono MAG:100mV
Phono CC:1.2V
トーンコントロール Bass:±10dB(100Hz)
Treble:±10dB(10kHz)
イコライザー偏差 ±0.5dB(RIAAに対し)
SN比 Phono:65dB(2.5mV)
CC:70dB(30mV)
Aux:80dB(150mV)
<総合>
使用半導体 IC:5個
トランジスタ:27個
ダイオード:10個
電源 AC100V/120V/220V/240V、50Hz/60Hz
消費電力 60W(最大)
16W(無信号時)
外形寸法 幅400x高さ115x奥行280mm
重量 7.5kg