Audio Research V70
¥750,000(1992年頃)
解説
大型出力管KT90の魅力をハイブリッド構成に生かしたステレオパワーアンプ。
入力段はFET構成となっており、ドライバー段では双3極管の6CG7を合計4本使用しています。
出力段はKT90の3極管接続を採用しており、チャンネル当たり4本ずつのKT90で2本ずつパラレルプッシュプルを行い信号のプラス側波形とマイナス側波形をそれぞれ独立で増幅するバランス回路を形成しています。
電源部には重量級トランスと大容量コンデンサーを採用するとともに、真空管にこだわらず、あえてダイオードのブリッジ接続を使用しています。
入力端子にはXLR端子を備えています。
機種の定格
型式 | ステレオパワーアンプ |
出力 | 60W+60W(4Ω~16Ω) |
入力感度 | 1.1V/400kΩ(バランス) |
周波数特性 | 12Hz~40kHz -3dB |
消費電力 | 700W(定格出力時) 370W(アイドリング時) |
外形寸法 | 幅480x高さ180x奥行400mm |
重量 | 29kg |