Audio Research CA50
¥650,000(1997年頃)
解説
オーディオリサーチ初の全段管球増幅のインテグレーテッドアンプ。
増幅回路は大型ビーム出力管6550CによるAB-1級プッシュプル方式を採用しています。
信号回路はシャーシの両サイドに完全セパレートされたデュアルモノラル構成となっています。
オーディオリサーチが長年にわたってつちかってきた電源重視思想、定電流源や格段独立給電方式とあいまって相互干渉の少ない音質を実現しています。
入力端子は5系統を備えており、さらにテープ端子を1系統装備しています。
また、アクティブサブウーファーや増設パワーアンプ用のプリアウト端子も搭載しています。
フロントパネルのファンクションコントロールは電源スイッチを除く全てがマイクロプロセッサーによるデジタル制御となっています。パネル内面の制御部から遠く離れたリレーをコントロールすることによって入力選択やマスターボリュームの精密抵抗切換などを行うことで音質への影響が抑えられています。
バナナプラグに対応した金メッキスピーカー端子を採用しています。
機種の定格
型式 | プリメインアンプ |
定格出力 | 45W+45W(20Hz~15kHz) |
出力帯域幅 | 15Hz~40kHz -3dB |
全高調波歪率 | 2%以下(1kHz、45W) 0.05%以下(0.1W) |
周波数特性 | 2Hz~50kHz -3dB(8Ω出力) |
入力インピーダンス | 100kΩ |
最大入力 | 3.5Vrms(ボリューム-30dB以下) |
出力端子 | 4Ω/8Ω |
ダンピングファクター | 約13 |
SN比 | 85dB(IHF、入力ショート、定格出力時) |
使用真空管 | 6550Cマッチドペアx2 6922x4 |
電源 | AC100V、50Hz/60Hz |
消費電力 | 190W(無信号時) 330W(最大) |
外形寸法 | 幅483x高さ178x奥行419mm(ハンドル含む) |
重量 | 19.5kg(本体) 25.5kg(梱包時) |