Audio Devices AD-P55
¥550,000(1台、1990年発売)
解説
オーディオデバイスの第3段にあたるAD-5シリーズのモノラルパワーアンプ。
AD-P55では音楽表現力とスピーカードライブ力、コストパフォーマンスの3つの課題を追求しています。
パワー段や定電圧安定化回路に使用するパワートランジスタをシングルで使用しており、パラレル使用時に比べて小信号時における音質を改善しています。
パワー段までも含めた全回路の定電圧安定化回路を採用しています。
増幅回路への電流供給は一般にはドライブ回路までは安定化されていましたが、パワー段は安定化されていませんでした。AD-P55ではパワー数値以上のスピーカーに対するドライブ能力を求めてパワー段にも定電圧回路を採用し、安定化を行っています。
低インピーダンススピーカーにも対応するため、8Ωから3Ωまでリニアにパワーを供給できるよう設計されています。
パーツ選びにはオーディオデバイスの設計陣で15年以上も取り組んできたベテランが国内国外から選び出したものを重要な部分に使用しています。
主なパーツには特殊巻きの大型Rコア電源トランス(PAT.P)、米国スプラグ社製コンピューターグレード電解コンデンサ、米国製半導体などを使用しています。
AD-P55とペアとなるコントロールアンプが開発されていました。AD-C5という型名のようです。
1991年春発売予定でした(実際の発売は未確認なのでご存知の方は管理人に連絡下さい)
機種の定格
型式 | モノラルパワーアンプ |
最大出力 | 40W(8Ω) 50W(6Ω) 75W(4Ω) 100W(3Ω) |
入力電圧 | 0.85Vrms |
入力インピーダンス | 20kΩ |
外形寸法 | 幅430x高さ134x奥行380mm |
重量 | 18.5kg |