オーディオの足跡

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AD-E1の画像
 解説 

AD-1シリーズのイコライザーアンプ。

ローインピーダンスMCカートリッジに適合するように設計されており、ヘッドアンプの入力インピーダンスをローインピーダンス型MCカートリッジの理想と思われる0Ωとしています。

増幅回路や電源回路はエポキシ樹脂によってモジュール化されており、高い信頼性を実現しています。
また、モジュール化によってバージョンアップ時に容易に交換できる設計となっています。

性能や経年劣化の面で問題のある電解コンデンサを全て廃し、ミリタリー仕様のフィルムコンデンサを採用しています。
これにより経年による音質劣化を抑えています。

系列メーカーで製造したローノイズ・トランジスタや低歪薄膜抵抗器を採用しており、アッセンブリーメーカーでは不可能な精度を実現しています。

ADシリーズの重要な回路にはバイポーラトランジスタの双方向性が完璧な対称にならないのを危惧し、一方向だけの回路を新しくデザインして採用しています。

各回路に専用の低歪電源トランスを使用した構成となっています。

電源ケーブルや配線材、トランスの巻線、入出力ジャックには単結晶無酸素銅材(PCOCC)を使用しています。


AD-E1は1990年にバージョンアップがあり、型番もAD-E1/IIとなりました。
AD-E1/IIではモジュールの刷新が行われており、新設計の電源モジュールを2種4個搭載しています。また、オルトフォンSPU-Gold Referenceに最も適合した設計としています(3Ωタイプ)。
AD-E1/II発売に合わせてAD-E1にはバージョンアップサービスが行われました。バージョンアップを受けた製品はサイドパネルにシールが貼られており、バージョンアップの有無が確認できるようになっています。

機種の定格
型式 フォノイコライザーアンプ
外形寸法 幅430x高さ121x奥行503mm
重量 27kg
その他 AD-E1のバージョンアップ(¥250,000)