オーディオの足跡

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AD-C1の画像
 解説 

AD-1シリーズのコントロールアンプ。

ボリュームには専用に開発された低歪薄膜抵抗ネットワークと60接点の高信頼性スイッチを組み合わせたボリュームアッテネーターを採用しています。

フェーズ切換スイッチを搭載しており、精度の高いフェーズ切換をスイッチひとつで行えます。

入力切換はアース側も同時に切換える設計となっており、ノイズの混入を最小限に抑えています。

増幅回路や電源回路はエポキシ樹脂によってモジュール化されており、高い信頼性を実現しています。
また、モジュール化によってバージョンアップ時に容易に交換できる設計となっています。

性能や経年劣化の面で問題のある電解コンデンサを全て廃し、ミリタリー仕様のフィルムコンデンサを採用しています。
これにより経年による音質劣化を抑えています。

系列メーカーで製造したローノイズ・トランジスタや低歪薄膜抵抗器を採用しており、アッセンブリーメーカーでは不可能な精度を実現しています。

ADシリーズの重要な回路にはバイポーラトランジスタの双方向性が完璧な対称にならないのを危惧し、一方向だけの回路を新しくデザインして採用しています。

各回路に専用の低歪電源トランスを使用した構成となっています。

電源ケーブルや配線材、トランスの巻線、入出力ジャックには単結晶無酸素銅材(PCOCC)を使用しています。


AD-C1は1990年にバージョンアップがあり、型番もAD-C1/IIとなりました。
AD-C1/IIではモジュールの刷新が行われており、新設計の電源モジュールを4個搭載します。
また、AD-C1/II発売に合わせてAD-C1にはバージョンアップサービスが行われました。バージョンアップを受けた製品はサイドパネルにシールが貼られており、バージョンアップの有無が確認できるようになっています。

機種の定格
型式 コントロールアンプ
外形寸法 幅430x高さ121x奥行497mm
重量 27kg
その他 AD-C1のバージョンアップ(¥200,000)