AIR TIGHT ATM-211
¥400,000(1台、2001年発売)
解説
A&M創立15周年記念として21世紀最初のモデルにあたる管球式モノラルパワーアンプ。
ATM-211はATM-300Bに続くSingle-Ended Triode Ampの第2弾として企画されたアンプで、放送局等で送信管として使用されてきた直熱3極管211を出力段に採用しています。
出力段は無帰還(0dB)となっており、直熱3極管211の音を追求するためオール3極管構成の真空管ドライブアンプ・スタイルを採用しています。
A級動作を採用しています。
出力管カソードフォロワー直結ドライブによりハイパワーを追及しています。
211フィラメントを直流点火することでヒーターハムを除去しています。
リレーを採用したミューティング回路で、出力管電解コンデンサーを保護し、長寿命化を図っています。
電源部には、増幅段/バイアス/ヒーター/リレーの各回路ごとに別巻線となっている電源トランスを採用しており、相互干渉を抑えています。
広帯域のタムラ大型トランスを採用しています。
バイアスチェック回路を採用することで、出力管の動作状況が確認できます。
機種の定格
型式 | モノラルパワーアンプ |
出力 | 22W(8Ω) |
周波数特性 | 20Hz~20kHz ±1dB(22W) |
入力インピーダンス | 100kΩ |
使用真空管 | 211:1個 12AX7:1個 12BH7:1個 |
外形寸法 | 幅390x高さ260x奥行360mm |
重量 | 26kg |